
ジモティーは知ってるよね?地域のコミュニティ活性を目的とした掲示板サイトだな。
自分の家にある不要なものを売ったり、あげたり、バンドや趣味の活動メンバーを募集したり、アルバイトや正社員などの求人募集をしたりできる便利な掲示板だ。
原則として、掲示板への投稿は誰でも無料で使うことができるため、気軽に利用されている。
しかし、ここ最近は本来の使い方ではなく、掲示板を男女の出会いを目的として使用する人が増えてきている。
今回の記事ではジモティーを利用する上での注意点と、掲示板を出会い目的で使うことのリスクについて警告を含めて説明する。
ジモティーの友達掲示板の出会い目的が危険な理由

ジモティーは、都道府県別の各種掲示板を備えた、売り買いや、求人、応募などを仲介するサービスである。
個人が所有する物を無料で譲渡したり、販売したりできる。逆に自分が欲しい物があれば、掲示板に書き込むことによって、譲ってくれる人を探すこともできる。
これだけだと、フリマサイトと同じように感じるが、ジモティーは手数料が無料なのだ。
ヤフーオークションやメルカリなどで出品物を落札した場合、落札手数料が差し引かれるが、ジモティーでは、一切手数料がかからない。
また、チャットで簡単にやり取りができるため、売り買いの交渉がスムーズにできる。こんなところが、ジモティーが人気の要因になっている。
ジモティーは出会い目的利用が禁止

ジモティーの利用規約には、異性との出会い目的での利用は禁止されている。
第6条(禁止行為)
6.異性との出会いを目的とする一切の行為
参照:ジモティー | 利用規約
ジモティーは、あくまでも地元での物品やサービスの取引目的の掲示板であり、マッチングサイトではないのだ。
ジモティーで出会い目的の書き込みをすると、ジモティー運営側から、修正しろとの警告がくる。これに対して無視をすると投稿自体が非表示になったり、削除されたりする。
警告無視を続けると、悪質なユーザーだと認定されてジモティーから強制退会になる場合もある。ジモティーを出会い目的に使うのはリスキーだ。
男女の出会いを仲介する生業を事業とする場合、出会い系サイト規制法という縛りを受ける。
出会い系サイト規制法とは
出会い系サイト規制法の正式名称は「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」と言う。異性との出会い仲介業を始める際には、「インターネット異性紹介事業」の届出を行い、年齢確認等を実施することを義務付けたもの。
男女の出会いを仲介するマッチングサイト事業を行う場合、事務所の所在地を管轄する警察署を通じて公安委員会へ届け出なければなりません。
審査を通過すれば、その証明として「インターネット異性紹介事業」の許可を得られます。
マッチングサイトを利用する際は、必ず「インターネット異性紹介事業届出済み」の記載があるかどうか確認しましょう。
ジモティーはセキュリティ安全度が低い

更に、ジモティーを出会い目的で使用することをおすすめしない理由がある。それは、ジモティーのセキュリティー安全度の低さだ。
普通、男女の出会いを仲介するマッチングサイトでは、個人の安全性を確保するために、ユーザーの悪質な行為を監視するようなセキュリティシステムが用意されている。
しかし、ジモティーは、元々、男女の出会いを仲介する目的で運営されていないため、こういったセキュリティ監視システムがない。
なので、掲示板利用で男女の出会いに関して万が一トラブルに遭った場合でも、自己責任となるために運営側が対応してくれることはない。つまり泣き寝入りだ。
さらに、ジモティーは身分証明などの必要なく、誰でも参加できるため、身元が明らかではないので危険度が高い。
最初から、犯罪目的の連中は、本人確認がないのでバレる恐れがなく、やりたい放題なのだ。男性の場合、誘い出されて美人局被害に遭っても、相手がどこの誰だか分からないので犯人を特定できない。
女性の場合は更に深刻だ。ジモティーで知り合った男性に呼び出されて、レイプされても、連絡手段がフリーメールなどの場合、犯人を特定できず、泣き寝入りです。
本人確認を身分証明書などで義務づけているサイト以外は使ってはいけません。
ジモティーは出会い厨・ヤリモクの男が多い

無料のジモティーを利用して、女性と出会おうとしている男性ユーザーのほとんどは、肉体関係だけを求めるヤリモクが多い。
それも、タダで女性と気持ちいいことをしたいという何とも都合のいいことを考えている。なのでジモティーでは、まともな出会いは期待できないと諦めた方がいい。
恋活や婚活のような真剣に真面目な出会いを求める場合は、ジモティーではなく、管理とセキュリティがしっかりしている大手出会い系を利用するのが一般的だ。
ジモティーやTinderのような無料掲示板は、気軽に遊び相手を探したり、セフレを探したりする目的で使っている人が多い。(ほとんど見つかることはないが)
もちろん、大手出会い系サイトにも、そういった目的の男性はいるが、無料アプリに比べれば圧倒的に数は少ない。
また、大手出会い系サイトは運営がしっかりしているため、何かトラブルがあれば、すぐに対応してくれるので安心して利用できる。
ジモティーはマルチ商法や宗教の勧誘が多い

無料のジモティーに多いのが、マルチ商法や、新興宗教の勧誘が多い。この手の勧誘をする奴らは「友達募集」のカテゴリを利用して、近づいてくる。マルチ商法の危険について知りたい人は以下の動画を見てほしい。
以下が、・ネットワークビジネスを生業にしている企業の売上TOP20だ。
マルチ商法企業の売上TOP20
- 日本アムウェイ
- 三基商事
- ニュースキンジャパン
- フォーデイズ
- ノエビア
- アシュラン
- フォーエバーリビングプロダクツ
- ベルセレージュ
- シャルレ
- モリンダ
- モデーアジャパン
- ナチュラリープラス
- 日本シャクリー
- 高陽社
- タッパーウェア
- シャンデール
- 赤塚
- グラントイーワンズ
- イオン化粧品
- アイビー化粧品
ジモティーの掲示板でやり取りしている間は、純粋に友達が欲しい人間を演技して、実際に会うと、あの手この手を使って勧誘をしてくる。
待ち合わせ場所から、事務所ような所へ連れて行かれて、入会を強制させられる可能性もある。こうした勧誘は、チームを組んで複数人で説得する場合が多いので、時には大勢で囲まれて逃げられないこともある。
こちらが根負けして入会するまで、何時間でも解放してくれない場合もある。ジモティーで知り合った人と下手に会うのは危険度が高いのでやめておいたほうがいい。
マルチ商法に引っかかると販売商品を大量に抱え込まされて、借金漬けにされる可能性もある。同じように新興宗教にもカルト教団もあるので注意が必要だ。
マルチ商法も宗教の勧誘も、色恋を匂わせながら近づいてくる。二度目に実は…と誘ってくるケースが多い。
ジモティーはマナー知らず、モラルが低い

ジモティーは、掲示板への投稿が匿名で利用ができるため、マナー違反、モラルがない人が多い。自分の身元がバレないのなら、自分に都合のいいように他人を利用しようと思う悪人もいる。
例えば、初対面にも関わらず、妙になれなれしく接してきたり、「都合で会えない」と断ると掲示板へ嫌がらせの暴言を書き込んでくる奴もいる。
連絡先を教えてくれるようにしつこく何度もメッセージを送ってくる男もいるため、軽い気持ちで個人情報を教えてしまうと後々、大きな問題に巻き込まれてしまう可能性もある。
無料サイトやアプリを利用している男性は、特に厚顔無恥で、自分の欲求を満たすことばかりを優先するため、相手の気持ちなど察することができない。
中には、無修正で自分の性器を自撮りして写真を送ってくるようなド変態もいるので、女性は特に注意してほしい。
ジモティーで危険人物を避ける方法

さまざまなリスクを踏まえた上で、それでもジモティーを出会い目的で使いたい人は、以下の点に気をつけて利用してほしい。
ジモティーで相手の評価を確認
ジモティーでは3段階(良い・普通・悪い)で相手の評価をつけることができる。相手の評価はその人の投稿や個人プロフィールで確認できるよ。
評価は顔のアイコン(上画像)でされており、ピンクの笑顔マークが「良い」、黄色の顔が「普通」、青の不満顔が「悪い」という設定になっている。
普通に取引をしている分には、「悪い」評価が付くことは、まずあり得ない。ここで「悪い」評価をされている人は、よほどのことなので注意しよう。
過去に取引で何らかの問題を起こしている可能性がある。
また、逆に評価がまったくないアカウントも注意が必要だ。悪い評価をつけられたユーザーが新たにアカウントを取り直している可能性がある。
できるなら、良い評価が複数個ついているユーザーを相手を選ぶようにしよう。直接メッセージのやり取りをして、違和感や不信感を感じる相手なら、やり取りを中止しよう。
ジモティーでトラブルユーザー情報を確認
ジモティーでは実際にトラブルを起こしたユーザー名を確認することができるよ。
メニューにある「トラブルが報告されているユーザー情報」を選ぶと、トラブルを起こしたユーザーの一覧が出てくる。
どういったトラブルを起こしたかトラブルの内容も確認できる。ここに出てくるユーザーとは絶対に取引をしない方がいい。
不適切行為の内容は圧倒的に「ドタキャン」が多い。それだけ無責任でいい加減なユーザーがジモティーには多いのだ。
「ドタキャン」次いで多いのは「誹謗中傷」だ。対面でないネットの特性で平気で罵詈雑言を吐き散らす頭のおかしな連中がいる。
こんな連中に関わり合っていてはメンタルが疲弊してしまう。無視を決め込むのが一番だ。こんな連中と会っても仕方がないと思うけどな…
ジモティーで認証済みユーザーを選ぶ
ジモティーで身分証や電話番号を使って本人確認を済ませて「認証完了」しているユーザーは安心だ。
ジモティーは身分証などの提出なしに利用することができるが、安心して取引をしてもらえるように本人確認を行うこともできる。上図で赤い矢印が指しているポイントだ。
身分証や電話番号で本人確認を行うと、プロフィールに「認証完了」と表示される。
プロフィールに「認証完了」と表示されているユーザーは身元を明らかにするデータを運営側に提出しているため、安全性は格段に高く信用できる。
また、プロフィールに自身の顔写真を載せているユーザーも信頼性は高い。その写真が本人の本物であればだが。
ジモティーで会うときは昼間人目のある場所

ジモティーで知り合った相手と、もし会うことになったら、必ず、昼間に人目のある場所で会うようにしよう。間違っても二人きりで夜に人気のない所で会ってはいけない。
女性の場合は特に、性的被害トラブルを受けてから嘆いても遅いのだ。
身分証での登録なく利用できるジモティーでは確信犯的に女性を狙う連中がいる。ジモティーは匿名で使えて身バレしないから何をやっても捕まることはないと、高をくくっている。
そんな連中と個人情報である電話番号やLINEなどを交換することは厳禁だ。同様に住所を知られることも気を付けないといけない。
写真を交換する際にも、背景に自宅やプライベートな情報が映り込んでいないか注意して、ストーカー被害に遭わないようにしよう。
ジモティーの相手に違和感を持ったら距離をとる

ジモティーで知り合った相手とメッセージをやり取りしていると、ふと直感的に違和感を持つ時があるかもしれない。
相手の何気ない一言の中に常識のなさを感じたり、差別的な性格を匂わせる言動もあるかもしれない。そんな時の直感は意外と正しい場合が多い。
そんな場合は、すぐにやり取りを中止するべきだ。不信感や違和感を感じたまま、メッセージのやり取りを続けても何もいいことはない。
ガマンしてやり取りを続けたとしても、そこから関係がよい方向に向かうことは、まず考えられない。むしろ、さらに相手の本性が明らかになってきて、より不快感を覚える可能性の方が大きい。
相手とのやり取りに違和感を持ったら、自分の身を守るためにもすぐにやり取りを中止しよう。もし、それが原因で相手から誹謗中傷などを受けた場合は、すぐにジモティー運営に報告しよう。
危険なジモティーでわざわざ出会う必要はない

ここまで説明してきた通り、ジモティーでの出会いはお勧めできないのは分かってもらえただろう。
ジモティーの他にも気を付けた方がいいサイトは、LINEやカカオの友達掲示板だ。男性も完全無料の出会い系も同様に気を付けよう。
このようなサイトの利用を本家公式LINEやカカオはすすめていない。公式LINEやカカオとは何ら関係のないサイトなので注意して欲しい。
「彼女・彼氏が欲しい、男女の友達が欲しい」などであれば、セキュリティで厳重で安全性の高い大手企業が運営するマッチングサイトを利用しよう。
大手のマッチングサイトは、悪質ユーザーの排除に力を入れつつ、セキュリティーにも万全な対策を施していて個人情報が漏れるようなことはあり得ない。
俺は大手出会い系サイトを利用して今年で13年目になるが、この間、一度も個人情報漏洩や美人局被害などに遭ったことはない。
また、大手出会い系サイトは、ジモティーよりも圧倒的に男女会員数が多く機能性も優れているため、検索機能で好みの異性を見つけやすい。
PCMAXなどは年間の宣伝広告費に10億円を投資して男女会員を集めている。大手出会い系のほとんどは、女性は完全無料、男性も前払いのポイント制なので使いすぎることはない。
ぜひ、セキュリティが厳重で男女会員数が膨大な大手出会い系サイトで目的の出会いを見つけてほしい。
【調査】ジモティーでの出会いは危険!友達募集掲示板でトラブル多発!【2023】まとめ

もともと、ジモティーは出会いを仲介するのサイトではない。出会い目的は、ジモティーの規約でも禁止されている。
ジモティーで男女が出会うのは、デメリットとリスクが大きく危険でしかない。異性との出会いが目的なら、セキュリティ管理が厳重な大手出会い系が安心だ。