従来は、結婚してから5年以内の若い夫婦が離婚することが多かったのですが、最近では「熟年離婚」が若い夫婦の離婚と同じ程度になってきました。
結婚して5年から20年の間に離婚する率が低いのは、子育て期間だからでしょう。
子育てがひと段落し、夫婦はお互いを見つめ直した結果、「離婚」という結果に至ることがあるのですが、残念な結果です。
しかし、統計データから見ると、結婚した夫婦のうちの3分の1が離婚を経験しているため、熟年離婚は誰にでも起こり得ることです。
言葉に「失ってわかる大切さ」がありますが、離婚に関してはまさにそうだと思います。
離婚して一人になった人たちはこの言葉の真価を身に染みて感じていることでしょう。
そして、孤独を感じている人もいるかもしれません。
でも、毎日を生きていかなければならないのです。
今回は、恐らく最も孤独を感じるであろう「40代の離婚と孤独」というテーマについて、考えてみたいと思います。
40代の離婚は孤独:原因と理由
どんなに仲の良い夫婦でも、一度や二度は「離婚」という言葉が頭をよぎることがあるでしょう。
実際に離婚を選択した夫婦も、その背景には様々な要因が存在します。
たった一つの失敗が原因になることもあれば、日々の些細な不満が蓄積され、それが離婚に至ることもあります。
愛情はあっても家族や仕事の都合で別れを余儀なくされる場合もあり、10組の夫婦がいれば10組にそれぞれの離婚理由があるのです。
この「気になる!隣の離婚事情」第1回では、そんな「離婚原因」にフォーカスし、実情を探ってみたいと思います。
離婚原因の第1位は「性格の不一致」
男性 | 女性 | |
---|---|---|
1位 | 性格が合わない | 性格が合わない |
2位 | 精神的に虐待する | 生活費を渡さない |
3位 | 異性関係 | 精神的に虐待する |
4位 | 家族・親族と折り合いが悪い | 暴力を振るう |
5位 | 浪費する | 異性関係 |
6位 | 性的不調和 | 浪費する |
7位 | 同居に応じない | 性的不調和 |
8位 | 暴力を振るう | 家庭を捨てて省みない |
9位 | 生活費を渡さない | 酒を飲み過ぎる |
10位 | 家庭を捨てて省みない | 家族・親族と折り合いが悪い |
引用:令和3年 司法統計年報(家事編) 第19表 婚姻関係事件数―申立ての動機別申立人別』より
実は、生まれ育ちが異なる人同士が結婚している以上、お互いの性格が違うことは当然のことです。
しかしながら、結婚前はその違いを含めても相手に魅力を感じていたはずです。
では、何故こんなにも「性格の不一致」を理由にした夫婦が多いのでしょうか? 実は、「性格の不一致」は便利な言葉であり、そこそこの社会的体裁を保てるために、実際の理由よりもよく使われるようになっています。
例えば、浮気や暴力、お金の浪費といったような明確な理由がある場合にも、「性格の不一致」を理由に離婚することが多いです。
しかも、実際に決定的な理由がない場合でも、「性格の不一致」が理由にされます。
そのため、外見では「性格の不一致」が原因のように見えても、実際のところはそうではない場合もしばしばあると思われます。
生理的に嫌いになった
この理由には、加齢臭やトイレの使用、ソファでのくつろぎ方、会話の成立、食事の仕方等、細かな事柄が集まったものが含まれているでしょう。
こうした理由によって、夫婦関係に問題や不和が生じることもあります。
特に、妻側にこのような感情を持つ人物が多く見られます。
これは、主に妻が長時間家にいることが多いため、夫がいなくなるとのびのび感が強くなり、夫が帰宅すると大きな落差を感じるためです。
夫側はそのような状況に気付かないかもしれませんが、このような日常の積み重ねの中で妻は「子供が大人になったら離婚しよう」と心の中で考えて、着々と準備を進めているケースもあります。
言うまでもなく、「亭主元気で留守がいい」という言葉が流行した頃は、離婚件数も現在ほど多くはありませんでした。
しかし、今日では、このフレーズは「亭主が家にいるのが嫌だから離婚」という悲しい現実に変わってしまっています。
このように、相手に対して細かい理由を見逃せないほど愛情がなくなってしまうと、大きな問題が引き起こされることになるのです。
互いの不倫・浮気
相模ゴム工業株式会社が行った調査によると、既婚の40代男性のうち30%以上が不倫をしていることがわかりました。
女性の場合は、約20%が不倫をしていると報告されています。
ただ、浮気と不倫の線引きは人それぞれに異なるため、明確な定義はありません。
しかし、注目すべきことは、「不倫や浮気に罪悪感を感じない」ということです。
現代において、テレビドラマや映画などでも不倫が頻繁に扱われ、芸能人の不倫話も少なくありません。
また、出会い系や既婚者専用サークルなど、浮気や不倫を支持するものが非常に多く存在しています。
こうした状況のため、夫婦喧嘩中に「家に帰ることはバカバカしい」という気持ちになってしまった場合、手軽に浮気相手を見つけることで現実逃避ができてしまいます。
ただ、これでは夫婦関係を修復することができません。
パワハラ・モラハラ
実は40代以上の世代から、パワハラやモラハラに当たるケースは多く存在していたので、自分たちの親を見て「あの時は大変だったんだな」と思う人も多いことでしょう。
ただ、昔は離婚が決心しにくい時代だったため、主に母親が苦しんで我慢してきたと思われます。
現在は違い、パワハラやモラハラが原因であれば、迷わず離婚することが望ましいでしょう。
パワハラやモラハラは、夫自身が「そんなつもりはなかった」ということも多いのです。
妻側もパワハラやモラハラのハードルが下がり、過剰に反応してしまうことがあります。
このような場合は、離婚することが正しい選択であるが、離婚後に「言い過ぎたかもしれない」「話し合いがもう少しできたかもしれない」と後悔することもあります。
ただし、真のパワハラであれば、振り返ってはいけません。
決断しなければ、同じことの繰り返しになっていたでしょう。
離婚できてよかったと思うべきだです。
離婚して満足するのは妻側
これは、妻側が離婚を切り出すことが多いためです。一般的に、妻の収入は夫より低い傾向があります。
かつてはこの理由が、妻が離婚を切り出せない理由になっていたこともありましたが、今では違います。
妻は子育て中であり、思い立ったらすぐに離婚を決めるわけにはいかないのです。
妻は子供や自分自身に有利な離婚を進めたいと考えています。
そして、「離婚してよかった」と思う妻が多いのは、数年後を見越して、自分の働き口を確保したり「へそくり」を増やして、周到に準備を進めているからです。
この数年間のモチベーションは、日常的な細かい不満に由来します。
このようになると、不満が離婚に向けたモチベーションに変わります。
これまで妻が夫に指摘していたことも、声をかけなくなります。
夫は、「妻は最近口うるさくなくなった」とホッとしているかもしれません。
しかし、実は水面下で何が起きているかに気づくことはありません。
つまり、このあまりにも鮮やかな離婚のステップと妻の晴れやかな表情を見た瞬間から、夫自身の孤独が始まってしまいます。
50代で独身の女性は孤独できつい!みじめで悲惨な貧困生活の回避法!【2024】
ひでまろ50代の独身女性は、周囲で結婚し、家庭や子供をもっている友人や知人が多く存在するため、孤独感を抱える傾向があります。 自分自身は未だ独身で、このまま一人で生活を続けることに不安を ...
続きを見る
40代の離婚は孤独:男性側にダメージが大きい
今まで、妻と子供を含めて3人ないし4人で暮らしていた我が家は、一人暮らしには広すぎる空間であるでしょう。
しかし、妻が離婚を切り出したため、妻と子供が出ていくのがほとんどのパターンになります。
そのため、せっかく購入したマンションや一軒家は、なかなかおいそれと売りには出せません。
その結果、仕方なくそのまま住むことになりますが、子供達や妻がいた頃の明るさや温もりはうせ、そして自分一人だけで暮らすことになります。
実際、一人で家にいれば、寂しさを感じるのも無理はありませんし、しんとした家の中で過ごす時間が増えます。
そして、嫌でも自己と向き合う時間が増えてきます。
もし自分が不倫したことが離婚のきっかけだった場合は、どうしてこうなってしまったのか自分でも納得できるかもしれません。
しかし、妻の気持ちに無頓着なまま離婚してしまった人はそんなに簡単に納得できるわけではありません。
ただ、このような状況が待っているとは思ってもいませんでした。
そんな場合、ただただ寂しい気分が募るでしょう。
また、家事もこれまで妻がやってくれていたため、自分がやろうとしても、到底妻に追いつくことはできません。
それに、家の中も汚れていくでしょう。
さらに、寂しさと虚しさに打ちのめされ、心の病を発症することもあります。
だからこそ、このような状況になってしまった人は、注意が必要です。
寂しさと虚しさに浸っていても、ただ復縁を目指しているだけでは何も変わりません。
以前の生活や幸せが戻ることはありません。
なぜなら、離婚は成立してしまったのですから。
離婚によって「別れ」というものに直面した際、男性は未練があったり、長く思いを引きずってしまう傾向があるようです。
その一方、女性の方が切り替えが早いとされています。
特に、子供がいる場合は、やらなければならないことが山積みで、切り替えなくてはならないことは避けられません。
そのため、「いつまで女々しくしているのか」と元妻から言われないためにも、どこかで自分の発想の転換を試みる必要があります。
もしあなたがナイスガイを目指すのであれば、元妻に「別れなければ良かったかもしれない」と思わせる程度の素晴らしい人間になることを目指すことも良いのではないでしょうか。
孤独で寂しい友達がいない人の問題点と末路!一人もいない独身の対処法【2024】
ひでまろ友達がいない人の問題点と末路、対処法を提案します。 「友達は何人いる?」と聞かれたら、LINEのフォロワーが500人いると自慢する人もいれば、「友達の定義って何?」と返答する人もいます。 事実 ...
続きを見る
離婚に後悔がない男性は孤独にはならない
なぜなら、「責任」から解放されるからです。
家族を養うために無理して働く必要がなくなるし、自分がやりたいことを追求することができます。
例えば、嫌いな会社を辞めることもできるし、子供に責任を負わなければならないことが少なくなるので、居心地の悪い生活から逃れることもできるのです。
また、妻の顔色を気にする必要もなく、自由自在に生活することができます。
離婚した男性が孤独になることもあるが、同じように妻にとってもそうです。
しかし、離婚することで夫にも「自由」が手に入るのです。
そして、次の出会いを楽しみにする男性もいるかもしれません。
自分のお金が増えるので、趣味に興じることができる男性もいます。
家族がいることで諦めていた夢を追うこともできるかもしれません。
物事には、「良い面」と「悪い面」があると考えられます。
見方を変えることで、明るい材料を見つけることもできます。
新しい出会いから再婚も
実際に40代で結婚した人たちの中で、再婚を選ぶ人たちの割合は急速に増加しており、半数近くに達しています。
現代社会では、婚活サイトなどを利用することで、出会いの機会を創出することができます。
すなわち、適切な環境が整っていれば、再婚をすることでも出会いは十分に可能ということです。
もちろん、「もう結婚はこりごりだ」という人もいるでしょう。
しかし、40代であれば、老後を考えるような時期でもあります。
従って、結婚をして相手と共に老後を過ごしたいと思う人も少なくありません。
人生100年とも言われる現代社会において、40代はまだまだこれからの時期です。
このようなチャンスは後生大事にしたいものです。
適切な出会いの機会がある場合は、前向きな気持ちで臨んでみるのも悪くないでしょう。
再婚して新しい人生を始めることもできるのです。
マッチングサイト・アプリという意外な婚活の穴場
高額な結婚相談所の入会金や月会費を払えない非正規で働く女性や、年齢で足きりされた中年男性たちです。
マッチングサイト・アプリで知り合って結婚したカップルが続々誕生しています。
マッチングサイト・アプリなら、女性は完全無料で婚活費用はゼロで済みます。
男性も格安の前払いポイント制で経済的です。
相手に対する条件がゆるくて、恋愛、結婚熱が高い男女が集まっているのが、マッチングサイト・アプリです。
ぜひ、マッチングサイト・アプリを婚活の場の候補に入れてみてください。
↑この記事のノウハウ
- モテるプロフィールの書き方(男女共通)
- 告白の正しいタイミング(男性向け)